同じ金融機関といっても、生命保険会社と銀行とは違います。どのようなところが違うのでしょうか。
一般企業との違いについても簡単にふれます。
銀行との違い
銀行:
短期預かり、短期運用:低利で預金を集め、預金以上の利率で融資
保険会社:
長期預かり、長期運用:将来を予測して保険料を決める
銀行の場合、一般庶民はたとえ金利が低くても預金せざるをえないので、常時、お金が集まりますが、保険の場合はかけ過ぎ、意味のない保険の見直し、配当金額の低下、保険料の値上げなどがあるため、銀行より厳しい状況にあるといえます。
一般企業との違い
株式公開していないところもあります。その場合、公認会計士の監査報告書も契約者に送られてくる決算書に添付していません。企業内容開示(ディスクロージャー)制度が十分ではありません。生命保険会社自身が公開資料だけでは経営状況を判断できないと言っていました(日本経済新聞平成7年10月6日)が、最近では改善されてきています。