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満期保険金はないが、解約返戻金がある


メモ終身保険を解約すると解約返戻金が支払われますが、その金額は一体どのくらいなのでしょうか。

定期保険では期待のできない解約返戻金ですが、終身保険ではそれなりの金額となります。

解約返戻金は、それなりの額

竹内さんは昨年7月に(株)C社を60歳で定年退職。2人のこどもはすでに独立。奥さんにも数年前に先立たれ、今では気ままな一人暮らし。竹内さんは30歳のときに、グループ企業のD生命保険会社の田村さんの勧めで普通終身保険に加入しています。

今、収入は老齢厚生年金(部分年金)だけ。現役時代とはかなり違います。「もう一人だし、生命保険はいらないだろう」とも思っています。そこで、退職金で購入したパソコンで、解約返戻金の金額を計算してみました。

竹内さん(男性)の契約内容
35歳で契約、65歳払込満了、終身保険金1,000万円、月払保険料21,730円(口座振替)

経過年数 1年 5年 10年 20年 30年 31年 40年 50年
年齢 36歳 40歳 45歳 55歳 65歳 66歳 75歳 85歳
支払保険料累計
(円)
260,760 1,303,800 2,607,600 5,215,200 7,822,800 7,822,800 7,822,800 7,822,800
解約返戻金
(円)
73,000 995,000 2,220,000 4,758,000 7,701,000 7,786,000 8,516,000 9,203,000
返戻率 約27.9% 約76.3% 約85.1% 約91.2% 約98.4% 約99.5% 約108.8% 約117.6%

生命保険の保険料は預貯金のようにそのまま積み立てられるのではなく、その一部は毎年の死亡保険金などの支払いや、保険会社の運営に充てられます。そこで、解約返戻金の額は払込保険料合計額よりも少ない金額となり、特に契約後経過年数が短い場合には、まったくないかあってもごく少額となります。

竹内さんの場合、払込期間中の解約では、解約返戻金が払込保険料を下回り、払込満了後に払込保険料の合計額を上回ります。

終身保険は、保障プラス貯蓄性

解約返戻金が大きいということは、いざというときの資金になります。つまり貯蓄性があるということで、活用法としては次のようなものがあります。

活用例1 保障が第一。でも、老後の資金の足しにもしたいと思う人

数年前に離婚した金子良江さん(42歳)。今では、名古屋で従業員10数名のレストランを経営。家族は、昨年短大を卒業し、レストランのPRを担当している恵子さん、経済学部2年生の仁美さん、高校1年生の義雄君の3人です。まだもう少し心配が続きそうです。そろそろ、「老後」の2文字も気になり始めています。

このように、終身保険は、保障を優先に老後の足しにも少し、と考えている人に向いています。

解約返戻金は契約時に確定

解約返戻金の額は契約時に確定し、約款の最後に金額例表が提示されています。また、解約返戻金は大切なものなので、普通は、「経過年数○年のときは、解約返戻金の額××円」というようにわかりやすく(図や表を使っているものもあります)「契約のしおり」などにも記載されています。


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