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5年ごと利差配当保険


ホワイトボードメモ男生命保険は、従来、有配当保険と無配当保険でした。ところが、1996年10月、両者の中間に、準有配当保険(5年ごとに利差配当保険)が登場、これが現在の主流タイプとなっています。3タイプについて、それぞれの特徴を比べてみましょう。

配当は保険料の精算

有配当保険では、通常であれば余剰金が発生するように保険料を設定した後に剰余金を保険料の精算として配当を支払います。しかし厳しい経済環境で各社の資産運用も苦しく、この数年、配当ゼロの商品も珍しくありません。

定期付終身保険(25倍型)の場合
◇契約年齢30歳・60歳払込満了・年払・男性・10年更新型・平準払込方式
◇死亡保険金:保険料払込中5,000万円・保険料払込満了後200万円

契約年度(経過年数) 年払保険料 継続中の契約配当金
平成10年度(2年) 194,566円 5,920円
9年度(3年) 194,566円 14,660円
8年度(4年) 194,566円 14,080円
7年度(5年) 196,714円 40,110円
6年度(6年) 196,714円 48,790円
5年度(7年) 190,874円 38,070円

養老保険の場合
◇契約年齢30歳・保険期間30年・年払・男性
◇保険金100万円

契約年度(経過年数) 年払保険料 継続中の契約の配当金
平成7年度(5年) 23,946円 0円
2年度(10年) 19,578円 0円
昭和60年度(15年) 19,980円 0円
55年度(20年) 22,900円 0円
50年度(25年) 25,400円 0円
45年度(30年) 26,100円

一方、無配当保険では配当がない分、保険料は有配当保険より割安です。

有配当保険 準有配当保険 無配当保険
配当 利差配当 毎年配当 5年ごとに配当 無配当
予定利率 2.75% 2.90% 3.10%
死差配当 毎年配当 無配当 無配当
予定死亡率 標準死亡率 低い 低い
費差配当 毎年配当 無配当 無配当
予定事業費率 高い 低い 低い
保険料 高い

準有配当(5年ごと利差配当保険)

準有配当保険は、予定利率のみに基づき配当が行われ、他の2利源(予定死亡率、予定事業費率)は無配当を前提とした低めの水準のため、有配当保険に比べて保険料は格安です。「将来の配当より現在の保険料の安さ」の選択肢として、無配当保険の他に考えられます。

男性
加入
年齢
改定後 改定前 増減率
30歳 37,840円 38,440円 △1.6%
40歳 55,300円 56,340円 △1.9%
50歳 95,120円 97,100円 △2.1%
女性
加入
年齢
改定後 改定前 増減率
30歳 34,620円 35,360円 △2.1%
40歳 50,360円 51,600円 △2.5%
50歳 86,420円 88,680円 △2.6%

65歳払込満了・保険金額2,000万円・口座振替月払(※既存契約)

活用例2 安い保険料で終身保障が最高。配当はいらない、と思う人

大阪の中堅出版社に勤務の中田さん。32歳の若さで月刊誌の編集長。小学校3年の秀夫君と2人家族です。生活信条は、シンプル・イズ・ベスト。合理的な生活ということです。最近、息子さんのために保険加入を考えていますが、「安い保険料で、必ず保険金が支払われれば、それが最高」と思うようになってきました。

将来の保障がない配当など期待せず、安い保険料で終身保障を望む、このような人向きのものといえます。

保険料は各社いろいろ

かつては、終身保険(男性40歳・60歳払済・口座振替月払)などと条件設定すれば、どの保険会社でも保険料は同じでした。しかし、1999年の改定で各社間に差がつき、その後の改定ではさらに選択の幅が広がったように思えます。


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