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満期時の生存には満期保険金


相談説明養老保険は、被保険者が死亡したときに死亡保険金が支払われるだけではなく、被保険者が満期時に生存している場合にも満期保険金が支払われます。そこで、保障の機能に貯蓄の機能を兼ね備えた保険といわれています。

養老保険のしくみ

養老保険は生死混合保険の典型例で、保険期間と保険金が同一の死亡保険と生存保険を組み合わせたものです。すなわち、被保険者が一定の保険期間内に死亡したときには死亡保険金が支払われ、保険期間満了時に生存していたときにも同額の満期保険金が支払われます。

つまり養老保険では、「死んでも、生き延びても、保険金が支払われる」ということになり、死亡保障の機能に併せて貯蓄の機能をも持ったものであるといわれています。

利回りの実際

養老保険は貯蓄性のある商品です。当然、定額貯金や国際などと比べて、どの程度の利回りなのかが気になるところです。従来日銀では、代表的金融商品について「主要貯蓄商品利回り一覧表」として公表してきました。しかし、金融自由化の進展などを理由とし、1999年3月末を最後に、作成が取り止められました。次の表は最後のものの一部(いずれも預入れ期間5年)です。利回りは低いものの、一時払い養老保険がトップでした。

貯蓄商品 課税後 課税前 貯蓄商品 課税後 課税前
一時払い養老保険 1.42% 1.78% 貸付信託 0.44% 0.55%
割引国債 1.1% 1.35% 金銭信託 0.34% 0.43%
抵当証券 1.04% 1.3% 大口定期預金 0.32% 0.4%
ワイド 0.65% 0.81% スーパー定期300 0.28% 0.35%
利付金融債 0.64% 0.8% スーパー定期 0.24% 0.3%
ビッグ 0.44% 0.55% 定期貯金 0.16% 0.2%

一時払い商品で動き急

最近では、貯蓄性が高い一時払い商品に、注目すべき変化が見られます。まず、2005年12月、銀行窓口での一時払い終身や一時払い養老保険などの販売が解禁されました。競争激化で、通常よりも有利な商品が登場しています。また、2006年、2007年と続けて一時払い商品の予定利率が引き上げられる傾向にありましたが、一転して2009年、2010年には、一時払い養老保険では予定利率が引き下げられ、保険料が上がりました。さらに、2012年、2013年にも保険料が引き上げられました。

一時払い養老保険

加入年齢 保険期間 保険金額 保険料(改定後) 保険料(改定前) 差額
50歳男性 10年 500万円 493万6,750円 489万0,800円 4万5,950円
50歳女性 10年 500万円 493万4,600円 489万8,150円 4万6,450円
銀行窓販拡大

保険商品の銀行窓口での販売は、2001年4月から段階的に拡大してきました。2005年の対象は、一時払い終身保険や一時払い養老保険、積立傷害保険などでした。銀行窓口での保険販売の増加とともに、元本割れリスクの説明が不十分との苦情も増加しており、保険商品の説明不足が指摘されています。


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