正式名称は「全国労働者共済生活協同組合連合会」で、生協法に基づき、厚生労働省の認可を受けて設立された共済事業を行う協同組合です。「保障の生協」といわれ、出資金1,000円以上を払い込めば、誰でも組合員になれ、共済を利用できます。
タイプいろいろな「こくみん共済」
全労済には、遺族保障、医療保障など多種多様な共済がありますが、その中でも「こくみん共済」は人気商品。この「こくみん共済」には、豊富なタイプが揃っています。
数多くの商品の中から、その一部を見てみましょう。
世代・目的 | タイプ | 新規加入年齢 | 月々の掛金 | 保障期間(年齢) |
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幅広い備えの 総合保障 |
総合タイプ | 満15歳~満59歳 | 1,800円 | 最高満60歳 |
総合2倍タイプ | 満15歳~満44歳 | 3,600円 | 最高満60歳 | |
大型タイプ | 満15歳~満44歳 | 5,400円 | 最高満60歳 | |
手厚い医療保障 | 医療安心タイプ | 満0歳~59歳 | 2,300円 | 最高満60歳 |
医療安心ハーフタイプ | 満0歳~44歳 | 1,150円 | 最高満60歳 |
このうち、総合タイプの保障内容は次のようなものです。
保障内容 | 総合タイプ 共済金額 |
|
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死亡・重度の 障がいが残ったとき 1級・2級と、3級の一部 |
交通事故 | 1,200万円 |
不慮の事故等 | 800万円 | |
病気等 | 400万円 | |
重度の障がいにより上記の共済金が 支払われる場合で6ヶ月間生存のとき |
400万円 |
*保障内容の一部です
「こくみん共済」の改正
2012年5月、全労済の主力商品である「こくみん共済」に4つの保障タイプが加わりました。
全労済では、今回の改定により、死亡・医療・傷害・賠償の各種保障制度をトータルに提供できるようになったとしています。
傷害安心タイプ 傷害安心ダブルタイプ |
・健康状態にかかわらず、満0歳~満59歳までの幅広い年齢層を対象。 ・「けが」と「賠償」を中心。 掛金月額1,200円 2,000円(Wタイプ) |
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シニア傷害安心タイプ シニア傷害安心ハーフタイプ |
・健康状態にかかわらず、満60歳~満79歳までのシニア世代層を対象。 ・「けが」と「賠償」を中心。 掛金月額2,000円 1,200円(Hタイプ) |
シニア医療タイプ | ・満60歳~満64歳までの健康な人を対象。 ・病気やけがの入院・手術から死亡・後遺障害までを保障する、医療保障に重点。 掛金月額2,000円 |
終身介護サポート | ・満55歳~満75歳までの健康な人を対象。 ・一生涯にわたる介護保障。 |
終身介護サポートの主な保障内容のあらましと掛金は次の通りです。
要介護状態 | 介護初期費用 | 1回限り 60,000円 |
公的介護保険の要介護1~5程度の要介護状態となったとき |
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軽度介護一時金 | 1回限り 30万円 |
公的介護保険の要介護2~5程度の要介護状態となったとき | |
寝たきり6ヶ月以上または認知症3ヶ月以上の場合 | 月額30,000円 | 公的介護保険の要介護3~5程度の要介護状態となったとき 受取期間は終身 |
|
重度障がい | 重度の障がいが残ったとき | 年額36万円 | 満60歳までに加入された人のみ保障対象。なお、支払開始から満65歳まで、または5年間のうち、いずれか長い期間の支払い。 |
死亡 | 死亡したとき | 10万円 | <死亡共済金> |
契約時 年齢 |
男性 |
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55歳 | 4,890円 |
65歳 | 6,980円 |
75歳 | 11,250円 |
契約時 年齢 |
女性 |
55歳 | 6,630円 |
65歳 | 10,540円 |
75歳 | 18,200円 |
全労済の二つの顔
全労済には二つの顔があります。一つは、地域の労働者を主体に都道府県の区域ごとに設立された47の共済生協、職域の労働者を主体に都道府県を超えて設立された8つの共済生協などによって構成された連合会としての全労済です。そしてもう一つは、連合会を構成する45の会員によって運営される、単一事業体としての全労済です。ホームページも充実しています。