保険会社から送られてくる決算書に目を通している人はまずいないでしょう。保険会社によって配当に違いがあり、今後保険会社が破たんする可能性も考えられますので、決算書の読み方は知っておいたほうがよいでしょう。
決算書は自分で読めなくてもかまわない
決算書は自分で読めなくてもかまいません。新聞に公表される他社との比較や経済雑誌の記事を見ればよいでしょう。毎年8月頃の新聞や雑誌が保険会社の決算についてとりあげています。自分で分析できなくても、新聞や雑誌が分析してくれます。
決算書を見るポイント
自分で決算書を読む場合には、毎年送ってくる決算書をとっておいて、数年間の同じ科目の金額の推移を見ます。
貸借対照表は決算日時点の財政状態(今どういう状態か)を表し、損益計算書は1年間の経営成績(1年間の成績はどうだったか)を表します。会社が採用している会計処理の方法によって利益の額が違ってきます。会計処理の方法を変更することにより利益をねん出する場合がありますので、変更の有無には注意が必要です。
決算書は難しいのが当たり前か
決算書は難しくて、素人の自分にはわからないと思っていませんが。保険に素人が大多数の契約者に送付する決算書は契約者に理解できる内容でなければなりません。
義務教育を修了した人が決算書を読んで保険会社の経営成績や財政状態を理解できないとしたら、決算書を作成した保険会社がいけないということです。わからない点は保険会社に問い合わせましょう。